ES課題
- 周囲と協力して目的を達成する過程において、あなたがとった具体的な行動を記述してください。(400文字以内)
- 逆境に直面した時、あなたはどのように対応してきましたか。具体的なエピソードを踏まえて記述してください。(200文字以内)
- 過去にあなたが下した最大の決断について、決断までの過程や、その決断に至った理由を具体的に記述してください(200文字以内)
- 自分自身や所属組織に変化が必要だと感じたことはありますか?その理由とあなたがとった行動を具体的に記述してください。(200文字以内)
元面接官が答える、ポイントはここだ!
三井物産が求める人材とは
新卒採用ページのCEOメッセージから読み取れます。
結論からいうと、「好奇心と探究心を 持って世界へチャレンジできる人」、「将来的に経営人材になれる人物」です。
実際に、下記のように社長メッセージがあります。(下線部が重要箇所)
・このところ若い社員を見ていて少し気になるのは、何でもネットで調べて、自分の足を使って動くということをあまりしなくなっているのではないかということです。ですから、うまく資料をまとめることには長けているのですが、やはりビジネスは最終的には人と人との関係で創られていくものですから、若いうちからどんどん外に出て、いろんな人に会って、対人交渉力を高めていくよう努めなければなりません。仕事を進めていくうえで最も重要なのは、相手のことを理解し、自分のことも理解してもらうこと。顧客やビジネスパートナーとしっかりと向き合い、信頼関係に基づいた深いコミュニケーションを図れる人材でなければ、価値あるビジネスを生み出すことはできません。
従って、若い人材に期待するのは、大いなる好奇心と探求心を持って、どんどん外に出て行ってほしいということです。日本の中にいても成長は限られているという自覚を持って、ぜひ世界に飛び出して仕事を創ることを目指してほしい。そしてそれは、自分自身が成長し、価値を高めていくことでもあるのです。
・これからの三井物産を牽引していく人材という観点では、プロジェクトマネージャーというか、経営を担える人材をもっと輩出していく必要があるだろうと考えています。(中略。)今や三井物産は、自らオペレーターシップをとって、事業を興しそれを運営していく段階に至っている。そうした事業を主導していく力を備えた人材こそが、即ち経営人材なのです。これまでお話ししてきたような、果敢に外の世界を目指し、海外でビジネスを創り上げていくようなチャレンジを重ねながら、常に上のポジションを想定して自分自身の仕事の意味を考える……三井物産というフィールドでこのような経験を積んでいくならば、必ず、社会に大きな価値をもたらす事業を生み出し運営していく、確かな経営能力を備えた人材へと成長していくことができるはずです。
総合商社の元内定者のアドバイス
私自身が某総合商社にて内定を頂いた際の面接で意識していた点は、以下の2点です。
- 過去に、まわりを巻き込んでチャレンジした経験およびその結果から得られた自分の強みをアピールする
- 突飛な質問が来たとしても、落ち着いて、臨機応変に、面接官に分かりやすいように説得力のある回答をするください。(200文字以内)
今思えば、1点目は、まさに社長メッセージで書かれている「チャレンジ」するところと合致していたのかなと思います。また2点目は、こちらは社会人になって経営層の方とお話する機会を多くもって始めて理解できましたが、こちらもつきつめれば経営人材に必要な能力の1つであるといえます。実際の社会の現場では、情熱・熱意だけで動くビジネスは少なく、そこに経済合理性・双方のメリットを論理的に説明し説得できなければ、会社対会社のビジネスは動きません。そういったことを意識して面接に臨んで頂くと良いかと思います。
<参考ページ>
●インターンシップ専用サイト、社長メッセージ
http://career.mitsui.com/newgraduate/ceomessage/index.html?root=globalnavi
ポイントを踏まえて、面接官ならこう書く
設問1.周囲と協力して目的を達成する過程において、あなたがとった具体的な行動を記述してください。(400文字以内)
志望動機系の質問に対する回答は、いつでもあなたの経験を…

面接官が書いたESの続きが読みたい方は上のリンクから無料会員登録(友だち追加)して下さい。lineの投稿から続きを読むことができます。
この記事を書いた人
- 現役面接官
- 就活では、外銀、外資コンサル、総合商社など名だたる企業から内定獲得しました。現在も現役で面接官もしているため、素性は明かせません。ただ、就活は最低限の学歴とコミュニケーション能力を持ち合わせて、研究すればどこでも受かると思います。得意なことは1あるものを10にすること。